ただ言葉は知らなかったが経験的にはそれは常識だった。
わが家ではホンモノの堺の庖丁、ステンレスの庖丁、セラミックの庖丁を使ってきたが、経験的に堺の庖丁はよく切れたが、手入れをサボると錆びた。その手入れのサボの結果、今般、堺の庖丁の命が尽きた。
40年ほど使ってきたが、ついに刃の柄に差し込む部分(中子)が完璧に錆び落ちてなくなってしまった。(写真は表面が鏡になっていろんなものが写りこんでいるので錆びて汚れているのではない。中子以外は錆びさせてはいない)
これまでも木製の柄を3回ほど替えて補修してきたが、今回は「もういいだろう」という気になった。
鉄を足す方法もあるが、それほど調理師プロ仕様の高級品でもないから捨てることにして、もう少しグレードの落ちる堺の庖丁を購入した。
歳も歳だし本格手に魚を捌くこともないだろう。・・と、自分の下り坂を感じている。
0 件のコメント:
コメントを投稿