例年その中に『演奏』の問題があり、今年のそれは弦楽八重奏の聞き比べであった。片や79億5千万円の名器による演奏で、片や500万円の楽器の演奏、しかも不正解の2つのチェロには弦が各1本ずつ抜かれていた。
自慢ではないがこの種の問題はここ数年私は「正解」していて、今年も「79億5千万円の名器による演奏はAだ」と正解した。ちなみに妻は「わからん」だった。
私のここ数年の判断の基準は明快で、「綺麗にまとまったハーモニーはバツ」「まとまらず時々キーキーと雑音めいて聞こえるのが名器」という経験知による。早い話が「名演奏に聞こえなかった方が名器による名演奏」とひっくり返して当てている。
つまりは毎年、クイズには勝っているが耳の奥で聞き分けた音楽(演奏)はいつも負けている。一言で言えば音痴ということになるのだろう。
それが今年も「当たった」と喜んでいるのだから、嬉しいやら悲しいやら。何事によらず、今年もこんな勘違いを引きずって歩んでいくしかない。
孫の夏ちゃん(中一)は「文句なくA(正解)の演奏が良かった」と断言しています。
返信削除夏ちゃんは耳が肥えているのですね。
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