「正月早々に会者定離ですか?」と言われそうだが、年末ぎりぎりに思いがけない訃報があったので少し許していただきたい。
そんなもので、漢詩(勧酒)の一節に「人生足別離」があり、井伏鱒二の訳が「サヨナラダケガ人生ダ」というのが有名で頭の底に残っていたのを思い出した。
お正月なので少し横道にそれて、よく似たフレーズに、〽逢うが別れのはじめとは~というのがあった(別れの磯千鳥)。
昭和27年~の歌で、当時のラジオでよく流れていたから、小学生の坊主でも覚えてしまっていた。これこそ懐メロ?
近頃の紅白を席巻したかのような超高速早口言葉みたいな歌も、そのうちに懐メロになるのだろうか?
法華経にも「愛別離苦、この故に会者定離」とあるという。
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