山焼きは何回か見に行ったことがあるが、それはもちろん夕刻から夜にかけてで、その昼前に奈良公園を歩いたことはなかったので、ふらふらととんどの会場の方に向かってみた。
写真の左のテントが受付で、正月飾りなどを持参した人がとんどをお願いしていた。
中央奥が焚き上げのために積まれた諸々で、さすが飛火野、こんなに大掛かりなものかと感心しながら作業中の関係者に尋ねると、持ち込みはまだまだこれからで、また昼前の量としては今年は少ないというので、これはなかなか一度は見てみたいものだと思いながら他用があるので後にした。
世の中のニュースにも波があり、昔ダイオキシンが話題になっていた頃は、あれも外せこれも外せと確か話題になっていた。
この手前は公道で、法被を着た職員がたくさん休憩して立ち話の風だったが、それは私の全くの勘違いで、広くない公道に駐停車して正月飾りなどを持ち込むと大渋滞を生じるので、次々にマイカーの窓からそれらを差し出し、そう、ドライブスルー方式で持ってきたものを素早く受け取る作業中だった。
かつて奈良市内にも長い間住んでいたが、奈良公園でこんな大掛かりなとんどが行われていたことは知らなかった。もっと小規模だと思っていた。
公園の広場だが、山焼きといい、お水取りといい、国宝や文化財だらけの周辺でこれほど大規模な火の行事が行われる奈良の「常識」にはタジタジする。
そしてまた、奈良文化の古層には拝火教がデンと据わっているように思われた。
円安もあってインバウンドが盛り上がっているが、LAの山火事に心を痛めているアメリカ人は大とんどに驚いただろうな。オーマイガーと。
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