「そんなアホな。あれは食用菊や」と答えたが、過日ラジオ深夜便で奥本大三郎さんが、ということを話の導入部にして「・・・だからタンポポは食用になる」と話を展開されたらしい。(聴き間違いだったらごめんなさい)
戦時中はタンポポの根っこで代用コーヒーが作られたということは知っているし、タンポポがキク科であることも知っているが、そして博識の奥本大三郎氏の話らしいから、私の知らない世界では刺身にタンポポを添える文化があるのだろうか。
そこで安直にネット検索してみたら、正体は食用菊で間違いなく、それを通称「刺身タンポポ」という文化が一定あるらしいことがわかった。あれは菊で間違いない。
さて若い頃仕事で全国を飛び回ったが、そんな折地元の市場で買い物をしたりするのが好きで、山形ではプラ容器にいっぱいの食用菊を数個土産にした。
山形ではお浸しのように二杯酢でパクパク食べていた。味というよりも菊の香を楽しむ感じかもしれないが、・・・だがそれ以降、あまりパクパク食べた記憶はない。
関西人にしては菊をたくさん食べた方かもしれないが・・
話は戻って、いくつかの本によると、そもそもセイヨウタンポポは明治初期に野菜として輸入されたという。
花は天ぷらに酢の物に、若葉はあえ物おひたし炒め物汁の実、根はきんぴら等々、「栄養面でも野草の王様」ともあった。
ほんとうに刺身にタンポポを添えても100%勘違いにはならないかもと、考えを新たにした。
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