だから「元日といっても同じ24時間、何が違う」などと冷たく言い放つのでなく、お雑煮やおせちをいただくし、さらに何か一品、お屠蘇(お酒)の肴(あて)に何かを用意する。その「何か」を何にするか。悩むのも楽しい。
「一品」では、わがファミリーでは馬刺しが評判が好いが、この間からコープの馬刺しは人気がよく抽選で何回も外れている。・・そして今回も。
それでネットで買おうとするとびっくりするような安いものが見つかり「これはシメタ」と手続きを進めると、最後の方で「中国内モンゴル産」と出た。
で急に気分がしぼみ、「日本のお正月は日本産で」などという古臭い意識に乗って高い熊本産を探してゲットした。
その後、大阪市内に出る用事のついでに鶴橋で途中下車した。
先日娘が「インバウンドで大阪市内はエライことになっている」と言っていたが、ここもほんとうに様変わりしていた。賑やかで活気にあふれていた。
韓国からの旅行客と思われる人々も非常に多く、「わざわざ日本に来てチヂミもキンパもないやろ」と私は思うのだが、かえって韓国の都会では消えた古い韓国の郷愁のようなものが残っているのだろうか。
で、最初の馬刺しだが、ここで下車した理由は「さいぼし(馬肉の燻製)」を買うためで、昔購入したことのあるあたりを探したが「さいぼし」は見つからなかった。
人情溢れる街鶴橋らしく、女将さんが私を連れて数件の店を案内してくれたが、卸していた店がなくなったということで、鶴橋ではもう「さいぼし」は手に入らないことがわかったが、親切な女将さんのせいで気持ちよく鶴橋を後にした。
結果、帰って翌日、ネットでチョコチョコとクリックして注文した。
便利だけれども何か味気ない。この感覚が時代おくれなのだろうか。
気を取り直してお正月の準備だ。孫の凜ちゃんも「馬さん美味しい」と言ってくれるだろう。
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