先週、ケンミンショーで三重県亀山の「亀山みそ焼きうどん」を紹介していて、いつものとおりひな壇の人々が「初めてだ」「驚いた」「美味い」と合唱していたが、一言でいえば「ホルモン焼きうどん」に赤味噌を加えたものだった。
「ホルモン焼きうどん」は兵庫県佐用町や岡山県津山市でも「郷土料理だ」と謳っているが、私が紅顔の青年であった1960年代にも大阪で食べることができた。
ただ、「ホルモン焼きうどん」とは言わず、「ホルモン」の仕上げにうどんを投入する方式だった。天六の北西にあったその店は「ベルギー式ホルモン」と謳っていた。
同じように網ではなく四角い鉄板でそれを食べさせる店は近鉄阿倍野橋駅の地下通路のようなところにもあったから、亀山のそれも、観ていておおよその味の想像はついた。不味いはずはないだろうと。
数日後妻と買い物に行った折、スーパーの中で「明日の夜は何にしよう」と妻が言うので、「それならホルモン焼きうどんをつくるわ」と手をあげて翌日実行した。
何も難しいものではなく、ホルモンと野菜を焼き肉のたれなどでフライパンで強く炒め、焼き豆腐とうどんを入れて絡めるように焼き上げただけである。
妻は「美味しい」と言ったし、私も郷愁の味付けが効いて美味しかった。
ただ、何をもってベルギー式と言ったのかは今も不明である。
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