それにしても私は、「なんぼ猿でもそれくらい解るやろ」といえるほど、その例えが不思議であった。
そこで、ネット時代は便利になったもので、直ぐに荘子・斉物論も列子・黄帝ぐらい検索できたが、漢文の弱点でもあるが、微妙なニュアンスは読み手に任されるので考え込んだ。
だいたいが儒教の流れはエリートの教養や倫理観について語っているから、悪く読めば「為政者は言葉巧みに治めよ」と読めなくもない。
とはいえ素直に読めば、「猿なみのバカ者は為政者の口先三寸に騙される」で違わないだろう。
本日言いたいことは、選挙目当てに「単年度の税収が好調だったから減税するか給付にするか」という岸田政権の話である。首相は軍拡予算をGDP比2%に倍増する方針は取り消していない。
つまり、目先の一時金で自公政権に投票すれば後ろには大増税が控えている。倫理観の崩壊した政党の「身を切る」言葉でも飾り切れない。
それらのことを深堀りしないマスコミは、”言葉巧みに治めようとする権力者”に手を貸しているのか、それとも朝四暮三に喜んだ猿なみなのか。
マスコミの腰が吹っ切れないなら庶民が大きな声をあげるべきだろう。実質の購買力低下を補填しろ、未来に向けての大増税は許さない。私たちは朝三暮四の猿ではない。(写真はネットにあった光和精鉱ユニオンさんのもの)
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