1 パレスチナ問題を遡れば第一次世界大戦中のイギリスの三枚舌外交に行き着くが、第二次世界大戦の有力な当事者で、ユダヤ人のホローコーストを進めたナチスと組んだ大日本帝国の後裔たちが現状を「よそ事」のように見ていて良いのだろうか。
2 元々普通に人々が住んでいる街にイスラエル人がやってきて銃を突き付けて追い出したのには正当性はないが、そう考えれば、アイヌを村から追い出した明治政府も基本的には知らん顔だ。
3 とはいえ、時の積み重ねは無視できず、パレスチナも北海道も共存の道しかないのではないか。長いスパンで世界史を見れば、他民族による征服、被征服は「当たり前」であったが、また世界史はその種の憎悪を乗り越えてきた歴史でもある。
4 パレスチナの指導者が来日したとき、日本共産党はその種の平和的共存を訴えたが、当時の社会党や部落解放同盟などはそれを「生ぬるい」と非難した。南アのアパルトヘイト反対闘争のときも同じようだった。
5 ウクライナにしてもパレスチナにしても、「時の氏神」が必要だ。アフガンで斃れた中村哲医師は「9条の国であることで助けられたことが多々あった」と語っていたが、日本政府を変えることが世界を救う道でもある。
想像してごらん 国家なんてないんだと そんなに難しくはない そのために殺す理由も そのために死ぬ理由も ない
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