自分の体力のことだが、先日ショッピングモールで前から来た人がトトトと躓いたので妻と顔を見つめてこっそり笑った。
その人を「年寄りだなあ」と嘲笑したのではなく、「私と全く同じだ」という笑いだった。つまり、私も同じように躓くことがしばしばなのである。
足があがっていない。気がついたら手を腰にまわして歩いている。カウンターウエイトというらしい。一言でいって「老人」そのものである。
先日NHKの『プロフェッショナル仕事の流儀』に山田洋次監督と吉永小百合さんが出ていたとき、監督が「吉永さんは体幹がしっかりしているからお婆さん役になりにくい。宮本信子さんはそれができる』と呟いていた。演技の話としてではなく「年寄臭さ」として私は記憶した。体幹がしっかりしてないと老けて見える・・と。
武道家でもある思想家内田樹氏が著作の中で桂二葉さんのことを書いているのも少し意外だったが、それは次のようなものだった。
🔳 私は武道家なので、身体の芯がすっと通った身体を見るとなんだかうれしくなる。二葉さんは細いけれども、体幹が強い。・・・
構造が安定していると逸脱することができる。これは文学でも武道でも芸能でも建築でも理屈は同じである。・・・
『近日息子』を聴いて、「ここまで走れるって、すごい」と思ったが、それは構造が安定しているからできることなのである。🔳
反省多々。スポーツもせずパソコンに向かってこんなことをいくら書いていてもだめである。再び反省多々。写真はおもちゃのバットを持ち出してのマネゴト。
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