2023年10月21日土曜日

拒否権にうんざり

   国連安保理は18日、ガザ地区の戦闘中断決議案を採決したが、アメリカ1国の拒否権発動により否決された。
 私はアメリカの拒否権発動の真意を確かめたくて新聞やネットで決議案の案文(全文)を探したが見つけられなかった。そのため、検索の中で一番解りやすかった毎日新聞のネット記事を次に引用する。

 🔳 今月の議長国・ブラジルが提出した決議案は、民間人に対する「全ての暴力」とハマスによるイスラエルへの「凶悪なテロ行為」を非難。 すべての民間人の即時かつ無条件の解放を求めた。 さらに水や食料、医療品などの支援物資を搬入したり、住民を避難させたりするための「人道回廊」設置への協力を要請し、戦闘の激化と地域への波及を防ぐことの重要性も強調した。 イスラエルの名指しを避けながら、ガザ北部の住民ら110万人に対する退避勧告の「撤回」も求めた。🔳

 採決結果は、日本を含む12か国が賛成、ロシアとイギリスが棄権、アメリカだけが反対で拒否権発動となった。拒否権発動がなかったら採択・成立していた。
 アメリカの国連大使は「イスラエルの自衛権に言及していないことに失望している」と表明したが難癖に思われる。この結果、アメリカはイスラエルの地上侵攻を含む過剰な報復攻撃にお墨付きを与えた。

 私は病院爆撃についても証拠をもって事実を知りたい。ざっくりした印象ではイスラエルだとしたら彼らの技術力からして誤爆などは考えられないから、事実が明らかになれば世界中から非難されるそんな戦術をとるだろうかという疑問を持っている。
 そういうこともあり、一連のハマスの態度には賛成できないが。今はこれ以上の犠牲者が出ないよう世界中から良識ある世論が巻き上がってほしい。 

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