ふじた けんじさんの版画と文でできた豆本『青森のこどもたち』(青森文芸出版)を購入した。
ふじた けんじさんは80歳にお成りだそうだが、およそ70数年昔(1945年~1950年ごろ)の子どもたちの遊びは、南部も津軽もそして私の過ごした河内や泉州堺でも基本的には同じだと言っても良いかもしれない。
メンコのことを津軽ではビタ、南部ではバッタと言ったそうだが私はベッタと言っていた。先日方言のことを書いたが、この言葉の近さはたまたまだろうか。
1ページ目には印刷ではないホンモノの版画付きだった。これも素晴らしい。
『じゃことり』は津軽平野のまん中の田園風景で海に近い街中とは少し違うが、堺も少し自転車で外れれば、田圃もため池もあった。
私はため池の「菱」を集めて湯掻いて食べた思い出がある。
缶詰の空缶の底に紐を通して、下駄の鼻緒のように足の親指と人差し指(第二趾)ではさみながら歩くのを「かぱかぱ」と言ったそうだが、私は何と言っていたか思い出せない。
ただ私の周りでは、缶の左右に二つ穴を空け、2本の紐で足を挟むようにしていたぞ。
津軽のじゃんけんは初耳だった。
人差し指一本を出して「槍」、
指を全部開いて「風呂敷」、
指を握って「おにぎり」、
・・・勝ち負けとその理由は(私は)わからない。
ゆっくりと考えることにしよう。楽しい。
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