大規模な民主化の声が暴力で抹殺されている。
抗議する女性たちのポスターには「私の声は静かだけど、それは私が黙っているという意味ではありません」と書かれている。(それらの諸事実はフェイスブックで報じられている)
さて「ベラルーシ」という国名は、私などは「白ロシア」という言葉で馴染んでいたが、その国名の由来はWikipediaでは次のように書かれている。
▮ 「ベラルーシ」の国名の由来は明らかではないが、ルーシの人々は13世紀から16世紀にかけてモンゴルの支配を受け(タタールのくびき)、ベラルーシの国名の由来である白ルーシ(英語版)の名前の由来をモンゴルに関連付ける説がいくつか挙げられている]。
その際、モンゴル人が中国から学んだ文化である「方角を色で呼ぶ方法(五行思想)」をルーシに持ち込んだため、「赤ルーシ」(南部ルーシすなわち現在のウクライナ西部)、「白ルーシ」(西部ルーシすなわち現在のベラルーシ)、「黒ルーシ」(北部ルーシすなわち現在のモスクワ周辺)という名称が生まれ、そのうちの白ルーシ(ベラルーシ)が国名として残ったと言われている。
モンゴル系の国家で用いられたテュルク系の言語の影響を受けて生まれた、「自由な、支配から解放された」白ルーシと「隷属した」黒ルーシの呼称を起源とする説も存在する。▮
私は前段の論に説得力を感じている。
そして、五行思想=陰陽道がこんな風に残っていることにある種感動を覚えている。
四神と重ねるとこうなる。
北が冬で黒で玄武、東が春で青で青龍、南が夏で朱で朱鳥、そして西が秋で白で白虎。
ちなみに北原白秋の雅号もこれに拠っている。
また薬師寺薬師如来台座にも表現されている。
近頃はDNAの解析が飛躍的に進み、英レイセスター大学研究チームの論文では「世界の1600万人がチンギス・ハンの直系子孫だと発表されている。
侵略された方からすると「タタールのくびき」だが、その結果、美男美女といわれる人々とベラルーシという国名が残っているという説もある。
ベラルーシの民主化を闘う人々に共感しつつ、そんなことを考えた。
歴史はある意味残酷なものだ。
歴史はある意味残酷なものだ。
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