殷の初期というから紀元前2000年頃からのコレクションである。
ちなみに紀元前2000年頃の日本列島はというと縄文時代後期で、長野県茅野市出土の『仮面土偶』が紀元前1500年頃といわれている。
青銅器館は撮影可である。
で撮影した『鳳凰文卣(ユウ)』(写真)などと対面すると、歴史というか文化の奥深さにただただ圧倒されて動けなくなる。
世界は広い、そして歴史は深い。
同時に、ある種爛熟した文化も直線的には進化せず、各地で没落した現実に考え込まされる。
現代人は歴史のスパンで眺めれば、どんな段階でどちらを向いているのだろうか。
先進科学、先進技術は飛躍したが、人心は豊かに成長しているだろうか。
殷代の青銅器を前にすると、頭の中がくるくるする。
体調を壊す以前に行ってきたが、今でも紀元前2000年頃の黄河文化、長江文化、縄文文化をいろいろ想像している。
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