チキンラーメンの発売日は昭和33年(1958)8月ということだが、妻と顔を見合わせて「初めて食べたのはいつ?」と言い合ったが特に強烈な記憶はない。
私の強い記憶は昭和37年ごろ、年末のアルバイト先で残業の夜食が毎日それだったことである。
キャベツの千切りだけが加えられていたものだが、今でも覚えているのだから、鶏卵100個を泡立てるような結構ハードな労働の後のそれは美味しかった。
そういう記憶のせいか、その後いろんな即席めんが出たがチキンラーメンのあの味は今でも好きだ。
即席めんをそれほど食べる派ではないが、今でもチキンラーメンとラ王は保存してある。
朝ドラでは遂に本体は完成した。
洗脳されやすい私はその日の昼にチキンラーメンの袋を開けた。
そして、大阪人の習いのとおり、横には軽くご飯を付けた。
余談 テレビで原田伸郎が池田伏尾温泉・不死王閣を訪れた際、主人曰く「池田ということでチキンラーメンの安藤百福夫妻もよく来てくれはりました」「夫人はテレビの俳優よりよっぽど美人でした」には安藤サクラの顔を思い浮かべて笑い過ぎた。
老木の花若々しく盆梅展
わが夫婦にとっては現代史というか同時代史だが、物心ついたときには多くの即席めんのあった息子夫婦たちにとってはまんぷくは「我々でいうところの戦前の話」みたいで、同じ朝ドラを見ていても感じ方は大いに異なるようだ。妻は東京オリンピック前の時代がどういうものであったかということを熱く語っていた。
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