JR郡山駅から近鉄郡山駅に向かう途中に正一位源九郎稲荷神社がある。
人形浄瑠璃や歌舞伎でも特に有名な「義経千本桜」の狐忠信が祀られている。
九郎判官義経が静御前に形見として与えた「初音」の鼓。静御前が捕らえられ鼓が奪われようとしたそのとき佐藤忠信が現れ相手の藤太を討ち取る。義経は忠信に源九郎の名と鎧と、後にはその鼓を与える。実は「初音の鼓」は大和の雄狐と雌狐の皮で作ったもので、忠信は実はその夫婦狐の子狐。べんべんべんべんべんべんべん・・。
4月には上の写真のとおり子どもたちの白狐行列があるが、残念ながら私は実地では見ていない。
ただ、あけっぴろげな神社で「記念写真用のお面」も置いてあった。
私はスマホの自撮りを試してみたが上手く撮れないので、神社の方にシャッターを押していただいた。
ただお面を持っただけの棒立ちだったが、帰宅してから、ほどなく遊びに来た孫の夏ちゃんに「お祖父ちゃんは狐に会って来た」とひとしきり話をした。
神社には、演じた役者の「お礼参り」の書状や写真がいっぱいあった。
小さいが味のある神社である。
春めいて源九郎社の白狐の面
歌舞伎では階段抜け、欄干渡り、引き抜きによる早替り、そして宙乗り等のケレンで有名です。
返信削除落語では「猫の忠信」で猫になって、鼓でなく三味線になっています。
返信削除スノウさんこんにちは。落語のオチ(サゲ)の「ニアウ」はもうひとひねり欲しい気がしますね。
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