昔、エビやカニを絶対に食べない先輩がいた。
「どうしてですか?」と聴くと、「エビを見てみ。あれは水の中にいる虫そのものやないか」「そのエビのシッポを腹の方に折り曲げたのがカニや」というので、結論は別にしてその観察力に感心したことがある。
その言葉の記憶がズーッと残っていたので、テレビで何かの昆虫食が話題になったとき「味はエビみたいや」というタレントのコメントにモーレツな説得力を感じた。
26日の朝日新聞に「コオロギの食材化を目指す」徳島大三戸准教授の囲み記事があった。
昆虫食は国連が人口増による食糧危機の解決策として提言しているし、食料自給率が極端に低い日本の食料安全保障の救世主になるかも知れないという話は愉快だ。
ベンチャーを起業し、今夏にも粉末やその粉末を使った加工食品を販売したいという。
「タコ焼きください」「トッピングの粉末は何にします」「今日はこの後カラオケに行くから鈴虫にしてくれる」というシーンが想像できて楽しい。
冬晴や北を見やれば厚い雲
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