2016年9月19日月曜日

段取り八分

 段取り八分(だんどりはちぶ)という言葉は、現役だったころ親切な上司に教えていただいた。
 建設業界ではよく使われているらしい。
 といっても、なにも建設業界に限らず汎用性の高い言葉で、何かものごとを成し遂げようとする場合、段取りがきちんとできたら8割方その仕事はできたも同然、反対にいえば8割方の努力を準備に傾注せよというあたりだろうか。

 先日のOB会の世話人会で一月後の「20周年事業」の打ち合わせをした。
 「記念写真を撮るときに横幕(看板)がある方がよい」「レセプションも〔ご歓談ください〕だけでは寂しい」「料理の打ち合わせは予算を睨んで適切に」等々議論が進んだが、どう具体化するかとなると事務局任せのような話が多い。
 超優秀な事務局に「おんぶに抱っこ」できた結果だろうが、段取り八分とは言い難い。

 ということもあり、なにか工夫ができないかとこの間から、無い頭を絞っている。
 頭の中にイメージを浮かべては、わが家の物置(妻に言わせるとゴミ屋敷)や百均やホームセンターを徘徊している。
 金を掛けずにみんなに喜んでもらえるアイデアでないと面白くない。(金を掛ければ何でもできる)

 そこで、恒例の薬玉に代わるアイデアがひとつ浮かんできた。
 キャッチコピーは「捲土重来(けんどちょうらい・けんどじゅうらい)」だ。
 年金、福祉をはじめ民主主義や平和の課題で政権による逆流が大いに進んだ。その状況に、土煙をあげて反撃しようという気持ちを形にしたい。
 その仕掛けをこの間から作っている。
 小学低学年の工作だ。
 だが、ああでもない、こうでもないと試行錯誤するのが楽しい。
 本番では往々にしてスベッたりするが、それもよし。

 そう! 行事の楽しみの八分は段取りを準備しているところにある。
 登山の準備をしているときのワクワク感のそれである。
 で、どういう仕掛けか?は内緒である。なので写真も載せない。

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