2016年9月18日日曜日

空を叩くや飛蚊症

 先日、仲間たちで作っているミニコミ紙秋号を発行した。
 記事が独りよがりになっていないかどうか、妻にモニター役をしてもらった。
 B4、6頁建ては全てに力の入っていることが伝わってるのではないかと、全体として及第点を貰った。
 なかでも一番印象に残ったのは何? と畳み掛けると、私の俳句?がよいとお世辞を貰った。
 俳句と川柳の違いも判らない者同士の会話である。念の為。

飛蚊症の味方・わが家の蚊遣りのひとつ
   それは、 土用凪(なぎ)空(くう)を叩くや飛蚊症 というもの。
 夏井先生に言わせれば、ただの散文だ!と言われるだろうが、夏の凪(な)いだ暑い夕暮れ、にっくき蚊にチクリと刺され、絶対に打ち殺してやらんと神経を集中すると、視界の隅にそれらしき影。・・で、パチンとやったが空振り、見えたのは蚊ではなく飛蚊症の故。
 「あほかいな」と、ほんのちょっと共感していただければ嬉しい。

 ミニコミ紙を送付した読者から、即メールが入った。
 ミニコミ紙よりも、私の送付状に感心をしていただいた。
 それでも、こういうキャッチボールはありがたい。
 今年の正月に中野晃一先生が、オールド革新の人たちは「正しいことを言えばみんな解ってくれるはず」という思い込みがないかと指摘されていたが、確かに思い当たる節があり、この種のキャッチボールを軽視していないかと思わないでもない。

 ミニコミ誌の記事は読者の顔を思い浮かべながら記事を書く。
 ミニコミ紙御礼のお便りには返事を出す。
 ブログのコメントにもコメント返しをする。
 OB会等で請われれば一指し舞う。
 そういう市民社会で当たり前のことを大切にしたいと反省ばかり繰り返している。
 「キャッチボールの要諦は相手が捕りやすいように投げ合うことです」と、いつも礼状を送ってくださる大先輩のお便りにあった。

4 件のコメント:

  1. 私も飛蚊症です。失明しないよう注意しています。

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  2.  ホンモノの蚊の方ですが、見つけてパチンとしてやろうと目で追ってゆくとスーッと見えなくなって見失ってしまいます。こんなはずではなかった!という出来事の繰り返しが老化ということなのでしょうか。
     飛蚊症を一番最初に認識したのは大分以前のことでした。本を読んでいて、睫毛にゴミがついていると何回も何回も睫毛を触ったのを思い出します。今は無駄な抵抗と諦めています。

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  3.  長谷やん、半年前に私も飛蚊症を自覚し、眼科医に受診したところ、医師からは「飛蚊症は目の退行性症状のひとつで、改善することはない。それよりも白内障の症状があり、いまのところ手術するほどではないが、気を付けたほうがいい」との有り難いお言葉を頂きました。
     そういえば最近とみにパソコンやテレビ画面が見にくくなったと自覚していましたので、名得しましたが、視力低下は老後の楽しみの多方面に影響するため、もう一か所、眼科で見てもらったところ、やはり「まだ手術するほどではない」とのご宣託。
     飛蚊症は白内障の発症と重なる場合も多いようで、長谷やんも一度、眼科医の診察を受けて見てはどうですか。
     それとこのブログに出てくるミニコミ紙に私も興味があります。発送先に制約があるのでしたら、無理は申しませんが、もしそのような制約がなければ、メールで住所を載せますので、お送りいただけないでしょうか。厚かましいお願いで恐縮ですがよろしくお願いします。このコメントの返しの中でご返事を頂ければ幸いです。

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  4.  白内障の手術も日進月歩らしいと聞いています。なので、そのうちに受診してみます。
     後半のお話了解しました。メールいただければ、お恥ずかしい内容ですがお送りさせていただきます。

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