2012年8月3日金曜日

白馬岳の登山バッジ

  先日のブログのとおり、夏祭りの準備・設営のために真昼間から作業を行なうこととなったので、「これは大変だ」と思い、急遽いわゆる「麦藁帽」を買いに行った。百均で105円であった。

  有名な衣料品店にしても百均にしても、単なる消費者としては有難いが、デフレに悩む日本経済はどうなるのかと考えると悩んでしまう値段である。

  さてこの帽子、シンプルでいいのだが、そして「大阪人は安く買ったのが自慢」とは言うのだが、どうしても105円という意識が頭をよぎり、どうも胸を張って被ることができない。

  そこで昔々の登山バッジを探してみたら白馬岳のいいのが出てきたので着けた次第。で、エヘンと胸を張って歩いている。

  登山記念バッジは麓でも売ってはいるが、やはり自分にとっては山頂近くの山小屋で買った貴重なもの、しかも、これは鳥の羽根つきのちょっとしたレアもので値段はつけられない。
  私的な記念=思い出としては、家族で登った日本アルプス登山の初期のもので、水芭蕉の栂池・白馬大池・小蓮華山から登って落石のカラーンカラーンカランカランカランと響く大雪渓を下った思い出の詰ったもの。
  105円の帽子に着けるのはもったいない・・といって、空き缶の肥やしであっただけだから、これでいいのだ。

  余談ながら、100%近いガイドブックは白馬大雪渓を登るルートを指導しているが、私は大雪渓は下るというルート設定が正解だと思っている。落石に当たれば一巻の終わりである。落石をよける体力を保持した下りがよかったとつくづく思っている。ただし、全ては35年ほど前のこと。登る人は自分で考え抜いて自分で責任をとってもらいたい。

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