言うまでもなく、普通には歌手はメディアに使っていただいてナンボである。
そして、テレビに代表されるメディアのスポンサーは残念ながら「庶民」ではない。さらに、国内市場を見限った大企業の広告費が減額されている今日、それに反比例してメディアのスポンサーと権力に対する媚び方は目を覆いたくなる様相を示している。
そういう環境の下で、沢田研二が3.11と真正面から向かい合った、いささか尖ったCDを発売した。
正直に言おう。ジュリーはエライ。
子や孫の将来を考えると「さよなら原発」以外の選択肢はないと私は思う。
世の祖父母だって、素直に声を上げていいのだ。
少し尖った老人バンザイ。
もう一度言おう。ジュリーはエライ。
さて、そのCDだが、収録されている4曲とも沢田研二の詞である。
詞としてはドコか滑らかでなく、出来がよいかどうかは解らない。
しかし、その、ある種そのタドタドシサが、やくみつるの「小言・大言」同様の臨場感をビンビンと感じさせる。
例えに出したやくみつるは、昨年3月20日の4コマ漫画「やくみつるの小言・大言」で、思考が停止したまま漫画を描けなくなったやくみつる」を4コマに描いて終了した。
それは歴史に残る漫画だと私は体が震えるほど感動した。
そうだ、訳知り顔にエネルギーの心配をするのは止そう。
聖人顔で瓦礫の受け入れを語る前に冷静に考えよう。
そして、素直に「怖くて心配だ」と言おう。
原発は利権と核開発の落とし児だと率直に指摘しよう。
今夜は、ジュリーに煽られて言い過ぎただろうか。
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