先日、奈良公園の「夢広場の某店」で昼食をとった。ここの外にはオープンカフェというか、屋外にテーブルと椅子がある。
「ちょっと無防備な!」と見ていると、案の定、食事をしているテーブルの上の料理と飲み物を鹿が食い散らしてしまった。見事な傍若無人振りである。
再発防止の意味も込めてすぐに私は駆け寄って、鹿を平手で叩いたが、そこだけを切り取れば「鹿を虐めている爺さん」になるかもしれない。
奈良の鹿はペットではない。自分より弱いと思える幼児は突き飛ばすこともけっこうある。まれには大人だって突き飛ばす。
それに、女性の衣服を咥えると煎餅を落とすという経験も学習して知っている。だから弁当などの横取りも簡単だということも・・・。
恐れることはないが、あくまでも野生だということを肝に銘じておくことが大切だ。
そうして奈良の鹿を楽しんでいってほしい。 さて、私は奈良と奈良の鹿が好きである。そのことはこれまでのブログ記事を読んでいただければ判るはずだ。
そういう私には、高市早苗氏の自民党総裁選中のシカ発言が気になって仕方がない。
高市氏は、テレビでも取り上げられている場で、「奈良のシカを足で蹴り上げるとんでもない人がいます。殴って怖がらせる人がいます。外国から観光に来て、日本人が大切にしているものをわざと痛めつけようとする人がいるんだとすれば、皆さん、何かが行き過ぎている」と訴えたのだった。
その後、この話は、根拠がまったく不明であり、複数の報道機関が奈良公園を取材したが、現地の関係者も奈良県警もそうした行為を確認していない。
私は、あれだけの外国人観光客がいるのだから、そういう人間が一人や二人いても不思議でないと思うが、そんなことを言えば明らかに日本人が鹿を虐めている事実も私はいくつも見てきた。
はっきり言うと、右翼的な排外主義的な支持票を当て込んで、こういう根拠不明の話を針小棒大に語ることは詐欺師、扇動家の特徴である。そういう人物が総理大臣になった。嫌な世の中になったものである。
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