2026年5月19日火曜日

時事詠

    5月17日の朝日歌壇から気に入ったもの(時事詠)を勝手に紹介する。
 みんな心に響いてきた。

 永田和宏選 
時事詠も情報局の取り締まり対象歌へとなるを恐るる (大津市)船岡房公 
「戦争があったらもっと儲かるぞ」そういう国に一歩近づく (秦野氏)丸橋弥生

 川野里子選
木曜日あふれるプラごみ君たちも」あのホルムズを通ってきたか (久留米市)春日登

 佐佐木幸綱選
ペンライト振って三万六千人ライブのノリでする護憲デモ (茂原市)麻生稚子

 高野公彦選
仕事する重油が足りぬと嘆きおり鰯の漁師もいちご農家も (観音寺市)篠原俊則
欲しいものトランプが映らないテレビ連日連夜募る憂鬱 (五所川原市)戸沢大二郎

 時事詠がこんなに説得力を持つ時代は悲しいかも。
 最後にもう一つ、永田和宏選
地方紙はひっそり伝う寺山の学びし校舎来春閉校 (五所川原市)戸沢大二郎

マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや 寺山修司

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