2026年5月25日月曜日

裸の女王様

    仕立屋たちは「その地位にふさわしくない者や大馬鹿者には見えない不思議な服」を織った。
 大臣たちも家来たちも国民もみんな「素晴らしい」と称賛した。
 この話、王様だけが狂っているのだろうか。
 アンデルセンの童話では「王様は裸だ」といった少年はプチ英雄だが、およそ200年後の東の国では「ナフサは足らない」と言ったお菓子メーカーが叱られた。
 少年の言葉に国民は「そうだ」といったが、東の国の国民は・・・
 お菓子メーカーは嘘をついたから叱られたのではない。
 女王の言葉「単なる目詰まり」に同調しなかったから叱られた。
 そういえば女王は「今後は許さない」という決意で国家機密法を成立させるという。
 スパイとは007のようなものではない。この国の民ではあるが女王の言葉に異を唱える者がスパイと呼ばれるのだ。
 普通の経済人どころか、関係する業界周辺では石油不足はアタリマエのアタリマエだが、その国のマスコミは何も言わない。

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