2024年7月29日月曜日

解除会(けじょえ)

   7月28日の朝に東大寺の解除会(けじょえ)に行ってきた。「除疫病」の茅の輪くぐりの法要である。

 それって神社の神事じゃないの?という疑問は半分当っているが、歴史でいえばホンの最近にあたる明治の神仏分離令までの日本のスタンダードは神仏混淆だから、明治の愚策に動じず仏の前で茅の輪くぐりをしたりする南都のお寺は好もしい。
   夏休み+日曜日のせいだろうか、朝から結構な人出であった。
 それでも、まだ朝ということもあり、大仏殿の柱くぐりは空いていた。
 もちろん孫の凜ちゃんはスイスイと潜り抜けたが、後に続いた祖母ちゃんは潜り抜けた後どこかの事件現場のような写真と相成った。
 それでもわがファミリー代表の二人は無事潜り抜け、世はコロナ11波とか、熱中症とか喧しいが、なんとか乗り越えられそうな気分になった。南無~。

 補足:神仏分離令にはいろんな要素があるが、結果的には圧倒的な神社が国家神道に収れんされ、戦時体制のための国民精神総動員の道具となった。
 そのことの反省もなく、戦前の特権的な立場をもう一度と画策している神社本庁の政治活動は軽視してはならない。
 ただ、素朴な村や氏の信仰はそれ以前からあったものであるから、そこは認めた上で私は批判するものである。


3 件のコメント:

  1. 何十年か前に 大仏殿の柱くぐりを見物して 諦めた事😥 何十年か前に茅の輪くぐりを 旅行先で くぐり抜けた事も 思いだしました。凛ちゃんと、奥さまの 写真 いいですねo(^-^)o

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  2. 大仏殿のくぐり抜けの楽しさを 味わいたかっです。
    ミリオン

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  3.  機会があれば柱くぐりはぜひ挑戦してみてください。穴の大きさは横30センチ高さ37センチで、対角線を使うと(体を斜めにしてくぐると)肩幅40センチ弱までといったところです。私でキチキチ一杯抜けられました。コツはバンザイをしてはいることで「横泳ぎ」みたいにすると肩が入りません。グラマラスな外国人も挑戦しますが、バストやヒップはほとんど問題ありません。勝負は肩幅ですから多くの日本人(の体形)ならくぐり抜けは可能です。それでもバストやヒップで詰まったらそれはそれで素晴らしい。

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