2024年7月1日月曜日

怠りを諫める

   佐保山に何おか諫むる子規の声

 全くの駄句を恥もわきまえず捻ってみました。
 子規はホトトギスのことで夏の季語。
 佐保山は平城京の北東で、歴代天皇などの奥津城(墓域)。
 多くの言い伝えや民話などでは、ホトトギスは田植えの頃にあの世からやってきて、農作業(田植え)を怠(おこた)っていないかと諫(いさ)めて、けたたましく鳴いているという。

 佐保山の方向から今日もホトトギスのけたたましい声が聞こえてくる。
 さて田植えの季節も終わっているし、ホトトギスは何を諫めているのだろう。
 沖縄では米兵による性犯罪がまたしても複数発生した。
 それを知った政府つまり与党は、沖縄県議選があるのを考慮したのだろう、沖縄県やマスコミ、国民には隠蔽していた。
 いつまでこんな理不尽な犯罪が続くのだろう。そして売国的な政治が。
 沖縄県で起こった日本人被害者事件であっても米兵の裁判権は日本国にはない。
 沖縄はウクライナやガザの被占領地と変わらない。
 それを見てみぬふりをして、為替相場に文句をつけているだけでよいのか。

 「それでよいのか」、きっとホトトギスはそういう我々を諫めているのだろう。
 「夏は来ぬ」の3番は 〽 橘の かおる軒端の 窓近く 蛍とびかい おこたり諫むる 夏は来ぬ  と歌っている。
 (写真はネットの「鳴いて血を吐くホトトギス」にあったもの)

1 件のコメント:

  1.  ホトトギスの「聞きなし」はいろいろありますが、最もリアルなのは「特許許可局」だと思っています。皆さんはどう聞きなしておられますか。

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