2024年7月26日金曜日

夏は茗荷

   ミョウガは非常に育てやすい。そのことを言い換えるとそれくらい元気な植物なので直ぐに庭を占領してしまう。
 そんなもので広がらない場所に囲い込んで植えているというか放ったらかしにしている。
 放ったらかしということは肥料もやっていない。
 それでも毎夏花穂を出す。「花みょうが」である。
 私はミョウガが大好きなので歓迎しているが、そんなにパクパク食べるものでもないので、ほとんどは採らずに放ったらかしである。

 Wikipediaによると、食用として栽培しているのは日本だけで、英語もMyogaらしい。
 東京には茗荷谷という地名があるが、一面の茗荷畑だったとか。

 私は熱湯をくぐらせて即甘酢に漬け込むのが定番で、見る見るうちに美しいピンクになる。
 冷や奴にもお刺身にも合うし、炒め物に入れてもよい。特にカツオのたたきには欠かせない。
 以前スーパーでミョウガを買おうとしていたとき、「それはどのように食べるものですか?」と尋ねられたことがあるが、そういう食文化のなかった家庭ではそういうものだろう。
 祖母から「物忘れするから食べたらあかん」と言われていたのも懐かしい思い出だ。

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