誰もが「長谷やんのことだから皆のためにも害虫対策に万全を期しているんだ」と、いたって真面目に解釈したようだ。これは私の不徳の致すところだ。
それはそうとして、先日ショッピングモールの上りエスカレーターで後ろのおじさん(おじいさん?)が帽子にそれを着けていた。(そのとき私は着けていなかった)
ようやくシャレのわかるご同輩に遭遇したので、「オニヤンマ君ですね」「効果のほどはどうですか」と、全く見ず知らずの人だが話しかけた。
きっと「ハハハさっぱりですわ」というシャレの続きが返ってくるかと思ったところ、その人は真面目顔で「私、虫に弱いもので」「役立ってます」と返事されたので、「それはよろしいなあ」と答えて別れた。
以前に書いたが、私の場合、わが家の庭では全く効果はなかった。
蚊の奴は”同じ虫仲間だ”と喜んでいるようにさえ見えた。
だから、遠足の際もそれは全くのシャレのつもりだった。
で、ふと考えた。あのおじさんの周囲の蚊の環境はどういうものなのだろう。さすがにそれ以上の会話はしなかった。
そして思うに、おじさんの真面目な返答の状況からしてそれは決してジョークでなく、ほんとうにそう感じておられるのだろう。
プラシーボ効果(プラセボ効果:偽薬効果)を再認識した。
信じる者は救われる。前向きの自己暗示は悪いことではない。
人生毎日、プラシーボ効果で楽に生きるのも悪くはない。時には怒りながら。
0 件のコメント:
コメントを投稿