2023年8月23日水曜日

デマ、ヘイトは過去のことか

   8月21日のNHK『時事公論』「関東大震災100年 流言による惨事は”過去のこと”か」は為になった。

   「朝鮮人が襲ってくる」という流言=デマによって、~数千人(国の防災会議報告書)の朝鮮人が警察、軍、そして普通の市民(自警団)によって殺害されたのだ。
 関連して被差別部落の人々も犠牲になったのは今般映画になった。

 怖ろしいのは、新聞もデマである記事を流し、日常は冷静で温厚な普通の市民が共同して殺人に走ったことである。

 番組のタイトルにも挙がっているが、そういうことが遠い過去のことではなく、東北大震災の折にも、さらにはコロナ禍の中華街にも発生したことである。
 問題は全く解決できていない。歴史が正しく継承されていない。

 東京都内で行われる関東大震災朝鮮人被害者慰霊のつどいに過去には東京都知事がメッセージを送っていたが、小池都知事になってから「被害者数がはっきりせず見解に相違がある」というような屁理屈を付けてメッセージを送るのを止めている。

 安倍派に繋がる右翼の人士がやたらに「嫌韓本」を発刊したり発言していることも続いている。(その櫻井氏らがKCIAから資金援助を受けていたというのだから・・・)
 文字どおり「過去のことか」である。

 NHK+(プラス)で視聴できるので、10分間という短さでもあるから、見逃しておられた方々は是非とも視聴されることをお勧めする。

 【24日補記】
 24日付け赤旗4面『レーダー』に「デマは”過去のこと”か」としてこの件が書かれている。NHK+(NHKプラス)での視聴、一見の価値あり。

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