妻がラジオで知ったとかで「蚊よけの新商品を知ってるか?」と聞いてきて「オニヤンマのことか」と答えたので、「何で知ってる」と感心させられたが、ホームセンターにはだいぶ以前から置かれていたし、効果の程は知らずともアイデアのユニークさには注目はしていた。
ヤマダのカカシではなくヤンマのカカシ。
だいたい秋津州の住民たる私は、トンボ出版の「トンボのすべて」を持っているから(そんなもの持っていなくても)、それがカカシであることは直ぐに判った。
リアルなオニヤンマのフィギアを安全ピン、クリップ、ストラップの方法で身に付けて蚊を追い払おうという商品である。
よく似た目的では、高層ビルのガラス窓に野鳥が衝突死するのを避けるため、タカのリアルなステッカーを貼って防止するのがある。
そもそも古事記によるとクエビコなる知恵の神は今は「山田のソホド」=「山田の案山子」というとあり、案山子の思想は知恵である。オニヤンマの案山子で蚊を寄せ付けないという発想は悪くない。
ただ蚊の方が目視によって人間に寄ってきているかどうかに疑問は残る。主に呼気のCO2や汗の臭いという解説が記憶に残っている。
去年今年とあまりの高温のため蚊が不活発だといわれているが、それでも草ぼうぼうの菜園に出ると見事にやられてしまう。
そこで、何事も事実、実験のためわが家でもチャレンジすることにした。
すべては事実から・・・。
答えは明快。耳の周りでブ~ンと鳴ったら首の周りを旋回させるなど、オニヤンマ君には大活躍してもらったが、ノースリーブの先の腕などはボコボコにされてしまった。献血の優等生。これが全て。あとは妻のアクセサリーにするだけか。
妻は「消費者センターに訴えたら」と笑った。
「通販生活」には教えてあげようか。
おまけでは、クマゼミはオニヤンマ君を持っている指に飛んできて止まった。
ジョロウグモを小さくしたようなコガネグモの巣に近づけると網をモーレツに揺らして「あっちへ行け」というかのように対応した。
しばらくはこんな実験で遊んでみるか。
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