鬼とは何ぞや!
けっこう本格的な本も何冊か持っているが、小学校5年生(当時)の倉持よつばさんの『桃太郎は盗人なのか?』(新日本出版社)が一番まとまっているので驚いた。
よつばさんは、本を読んだりいくつかの鬼の博物館を見学して館長さんから話を聞いて、次のように書いている。
① 「オン」という語源から、鬼は「目に見えないもの」である。
② 頭に角があり、トラの毛皮のパンツをはいているという鬼の姿は、陰陽道の考えからきている。
③ 地獄の鬼で、閻魔大王の手下になって、人間にばつをあたえる。
④ 人間の魂・死者の魂。
⑤ 海賊や外国人、国家の命令にしたがわない反逆者。
⑥ 感染症などの病気。
⑦ 地域の人々を守り続けてきた神。
⑤などを考えると、鬼はとても奥深いし、親近感が湧いてくる。
貴方は、どんな鬼に豆をまきますか。
以前に書いたことがあるが生駒山の暗がり峠を奈良に下ってきたところで役行者(役小角)が鬼を捕まえた。故にその村を鬼取(おんとり)という。
鬼は行者の僕となり、代わりに秘伝の薬作りなどを教わったようだ。大峰の陀羅尼助などもそうだろう。
生駒市史によると、その街道で妻の曽祖父が、旅行中倒れた人々に度々秘薬を施したとある。
つまり、妻は、生駒の鬼の後裔に違いない。
追記 友人がロシア領事館近くに住んでいる。私なら今年はプーチンのロシア領事館方向に向かって「鬼は外!」と大声をあげて豆をまきたいなあ。
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