そんな折、書店の棚に、キリスト教を批判しているような氏の著作があったのを見つけていた。
その後、大手マスコミではあまり報道されていないが、自殺した犯人の家(実家の別宅)がエホバの証人の活動拠点で、母がその信者であるというニュースがあったので、「だとしたらあの本を読んでみなければ」と思いたった。
しかし、書店には行ったが見つからず、「著者が宮台真司でキリスト教を批判しているような新書がこの辺にあったはずなのだが」と店員に探してもらったら、「こんな題名の本がありますが、宮台真司さんは著者ではなく推薦者です」といって見つけてくれた。
表紙に著者の名前よりも大きく宮台氏の名前があったので、てっきり著者だと思い込んでいただけだった。
清涼院流水著『どろどろのキリスト教』という題名なのでてっきり反キリスト教なのかと思ったが、著者はクリスチャンで中身はキリスト教の歴史のダイジェスト版といったところだ。
そして中身でもエホバの証人が異端として糾弾されているわけでもなく、さらには犯人がエホバの証人信者だとすればこのような加害行為は教義に背くことだし、私の間違った勘だったのかもしれない。
だが、元首相銃殺事件は「宗教二世」である犯人が、母親の背後の統一協会を恨んでの犯行だったし、この件も、もしかしたら母親の背後のエホバの証人=キリスト教を恨んでの宗教二世の犯行だったかもしれない。以上は何の根拠もないが、キリスト教関係と名乗る宗教信者の二世が起こした事件として、全く無視できないような気分でいる。
私は、キリスト教もエホバの証人も批判しているものではないが、正直、どこか「引っかかっている」。わからない。
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