那覇市議会議員選挙が11日投開票で争われている。古い話で恐縮だが、この時期に沖縄地上戦を振り返ってみておきたい。
沖縄での地上戦の戦没者は20万人とされ、その内、日本側の死者・行方不明者は188,136人で、沖縄県外出身の正規兵が65,908人、沖縄出身者が122,228人、うち94,000人が民間人である。当時の沖縄の人口は約49万人であるから県民の4人に1人以上が死亡した。想像してほしい。自分の身の回りの4人に1人が死んだのである。
この事実を直視すれば、本来なら日本で一番償われなければならない県、平和な県とすべきところを、歴代政権は、アメリカの太平洋戦略上の位置からこれを事実上治外法権の米軍基地に差し出してきた。新型コロナ肺炎の感染拡大も、出入り自由の米軍基地、そしてGoToキャンペーンの結果であろう。安倍・菅自公政権には沖縄に対する差別感があると私は考えている。
立民安住国対委員長の言葉、「野党の共闘は如実に成果が出た。野党が一つになって固まれば、政権交代が現実味を増した」というのは的を射ている。共産、立民、社民、新社、都民ネットなどが共闘して、立民候補に一本化したところで7人、共産候補に一本化したところで5人が当選した。
ただ同時に、定数127のうち、共産が19、立民が15という段階であることもリアルに見ておく必要がある。もっと強固な市民と野党の共闘を望みたい。
評論家みたいな発言で申し訳ないが、目黒区の星見定子氏が6票差で惜敗、北多摩3区、墨田区も惜しい結果になっている。『死んだ子の歳を数える』ではないがあと数十人がSNSでフォローしたり発信したらなどと反省する。この悔いを那覇市議選で繰り返さないようにしたいものだ。皆さんの支援をお願いしたい。
西村大臣の「酒の卸売業者、果ては金融機関まで使って飲食店を監視する」との発言には、これはどこの国のことだ!と背筋が寒くなりました。安倍前首相風にいうならば、こんな人たちに権力を与えていてはいけない!と感じました。わかりやすい敵を作って見せしめに弱い者いじめをする体質は、政権の沖縄県への姿勢とシンクロしています。那覇市議選にSNS等で応援をお願いします。(10日中に)
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