2018年6月2日土曜日

蛙の青春

 妻が古い写真の整理をしながら「昔は可愛かったなあ」と独り言を言った。
 付け足しのように「お父さんもやで」と言った。
 森田公一とトップギャランの歌を思い出した。

   奈良公園で青春真っ盛りのモリアオガエルを見た。
 中央で二回りほど大きな青っぽい蛙が彼女、周りに6匹程度の黄緑の彼氏が群がり、彼氏にとっては生きるか死ぬか?の受精を競っていた。
 足で泡をかき混ぜて、徐々に卵塊が大きくなる。必死であった。

 高齢者のグループが来たので解説してあげたが、写真を撮るために枝を引っ張ったりとデリカシイのないことおびただしく、教えなければよかったと反省した。

   幾つかの卵塊の内少なくとも一つの卵塊はオタマジャクシが巣立ったに違いなかったが、池にはオタマジャクシが少なかった。蛇やイモリにでも襲われたのだろうか。

 また今年は高い木の上では産卵の痕がない。産卵シーズンはまだこれからかも知れないが、奈良公園の自然も徐々に弱っていっているように感じている。
 奈良県では絶滅寸前(絶滅危惧種Ⅰ類)に指定されている(Wikipedia)。

   青蛙生きている離さない

2 件のコメント:

  1. 昨日、吉城園に行きました。ブログに書きました。ハハハ。

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  2.  親ガエルは見ませんでしたか? 鳴いていませんでしたか? 今年は珍しくトノサマガエルのような蛙もいます。 オタマジャクシは非常に少ないです。 小さな池の周辺の木を不当に伐採したようで私は少し不満です。 

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