左上には「アメリカ人 をぶち殺せ!」とある |
さて、北朝鮮関連のTVニュースなどを見るといつも例の女性アナウンサーの独特な演説口調が耳につく。
そして、ああいうニュースしか耳にできず、繰り返し繰り返しああいうニュースを畳み込まれると、面従腹背もあるだろうが、大局的には国民は相当洗脳されるだろうと想像する。
ただ大切なことは、同じようなことが72年前の日本であり、少なくない日本人が戦争の勝利や神風を信じていたことを思い起こすことである(不破哲三少年も信じ切っていたと独白している)。
さらに、8月4日の「灘中校長の卓見」の記事のとおり、同種の圧力が、遠い昔のことではなく今現在の日本で深く大規模に進行している事実を知ることである。
「人の振り見て我が振り直せ」というが、北朝鮮の批判をするときには日本の現実も批判する必要がある。
誤解のないように付け加えれば、北朝鮮の政治を擁護する気はさらさらない。ただ、金正恩の政治は批判されて当然だが、日本政府やマスコミの一方的な印象操作はかの「女性アナウンサー」の裏返しであるということにも注意すべきだということで、そうでないと、気が付いたときには「こんなはずではなかった」という同種の政治体制になっていないかということである。
メディアを通じた戦前の洗脳の事例を一つだけ挙げておけば、「主婦の友」昭和19年12月号の記事は次のとおりだった。
「これが敵だ!」の記事では、・・・血のしたゝる生の肉を喜んで食ふアメリカ人は、野球、拳闘、自動車競走などを殊に好み、死人や大怪我人が出ると、女はキイキイ声を張り上げて喜び、満場大喜びで騒然となる。
・・貪婪にも、己がより多くの肉を喰らい、よりよき着物を着、よりよき家に住み、より淫乱に耽けらんがために、・・非人道の限りを尽くして日本の首を絞め続けて・・と書き、
「敵のほざく戦後日本処分案」の記事では、・・働ける男は(去勢されて)奴隷として全部ニューギニア、ボルネオ等の開拓に使ふのだ。女は黒人の妻にする。子供は去勢してしまふ。かくして日本人の血を絶やしてしまふ・・と恐怖と敵愾心をくり返し叩き込んだ。
北のミサイルは許せないが、政府や右翼の扇動には乗せられないことが大切だ。
冗談日記
金正恩の無知に断固抗議する。
広島と高知の間には愛媛があるぞ!
愛媛県知事
何よりも酷い侮辱は「無視(スルー)」である。
道の駅メダカ一瓶600円
「戦後日本処分案」のような洗脳が実効力を持ったのは、731部隊など日本軍の残酷な加害を薄々知っていた人も少なくなかったからで、日本軍がしたことと同じことをアメリカ軍にされるという想像に現実味を感じたという側面もあったからでしょう。
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