2016年7月20日水曜日

歓喜にむせぶ鳥

   「蝉は地中に7年いて地上に出てから1週間で死ぬ」と昔は言われていた。
 正しくは幼虫期間はもう少し短くて、成虫の期間は長いらしい。個体差もあるという。
 いずれにしても、何年も雌伏の年月を過ごして、謳歌すべき我が世の夏は短い。


 と、蝉の側に立てば同情するにやぶさかではないが、野鳥の側にすれば「ラマダン明けの大宴会」の季節(とき)といえよう。
 時々イレギュラーなセミの鳴き声を聞くが、多くは野鳥に喰われている。

 我が家の前の街路樹も例外でなく、蝉の大合唱(午前中はクマゼミ、午後はアブラゼミ)の周辺でイソヒヨドリが歓喜にむせんでいる。

 振り返ると、このあたりでは、今年の春は毛虫の大発生が見られなかったから、野鳥にとっては待ちに待った季節到来と言ったところか。

2 件のコメント:

  1.  今日、このイソヒヨドリが見上げているケヤキの木の上にタマムシを見つけました。記録の意味も込めてコメントしておきます。

    返信削除
  2. 貴重な発見おめでとうございます。

    返信削除