13日にオハグロトンボがカミサマトンボ、ホトケトンボであるということを書いたが、そのカミサマトンボ、ホトケトンボがわが家の近くに現れた。
すると、なんと、妻から「今日退院できる」と連絡があった。
医療の世界は日進月歩である。オペの日の朝には週刊誌の広告が踊っていて、こんな病気で手術をしてはいけないとか、こんな技法の手術はしてはいけないとかという言葉が並んでいて気が重くなっていたが、結局、このように入院数日で退院ということになった。
で、なんとなくカミサマトンボ、ホトケトンボに感謝したい気持ちになっている。
やはり、カミサマトンボ、ホトケトンボは捕らずに撮るだけにしておこう。
カミサマトンボ、ホトケトンボの近くの樹にアブラゼミがいた。
その名の由来は、天麩羅のようなものを油で揚げている音そっくりな鳴き声だからという。
まあ、フライパンでいためものをするときのジーッ ジーッ という音だと・・、
そうであるなら、油で揚げるような料理は何時頃からあったの?と考える。
春日大社の神饌、「ぶと饅頭」は揚げてあるが、きっと庶民が知るところではなかっただろうし。
禅寺の精進料理に揚げ物があるから、もしかして鎌倉時代には揚げ物の料理方法が知られていた???
知りたいのは何時の時代の誰が、ミンミンゼミ的単刀直入な命名でなく、「アブラゼミ」というひとつ捻った名前をつけたのだろう・・ということ。
つくづく先人は偉いと思う。
そも、玉蝉を死者の口に含ませたとおり、古代、蝉は復活と再生のシンボルだった。
やはり、蝉も捕るのは止めて撮るだけにしておこうか。
でも、昔昆虫少年は我慢できない。
追加した右の写真はクマゼミ。
午前中はクマゼミがうるさく、午後はアブラゼミがうるさい。
この午前と午後の「業務分担」も不思議である。
多くの蝉の名前が鳴き声に由来しているので「油料理説」が流布されているが、写真をじっと見詰めれば、その翅が油紙に似ているという「油紙説」(アブラガミゼミ)もけっこう肯ける。読者の皆さんはどちら派?
返信削除今、アブラゼミの少しうるさい鳴き音を聞きながらコメントしています。形を見ればアブラガミに似ていますのでこれに1票投票します。奥さん早く退院出来て本当に良かったです。カミサマトンボのご加護があったかも知れません。今日は神社の夏祭りで、茅の輪抜け行事があります。病気や事故や天災がないことを祈ってきたいと思っています。それにしても、世界のニュースではびっくりするような悲惨な出来事が多すぎます。
返信削除〽 水無月の夏越しの祓する人は 千歳の命延ぶといふなり~
返信削除よかった。これから暑さが続きます、お大事に。
返信削除午前中に撮ったクマゼミの写真を追加しました。
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