梅雨明けが宣言されたが関東から北はオホーツク高気圧下の夏だという。
近畿だって、テレビは気温だけで猛暑だ!大変だ!と報じているが、22日の金曜日などはなんとなく空気が乾いていて温度計ほどの酷暑とは私は感じない。朝晩はほんの少しだが高原の趣さえある。
そんな変な梅雨明けだが、関東の水がめ利根川上流の水不足は深刻だとテレビは報じている。
そして同時に、九州あたりで、いやもっと言えば関東南部でも豪雨だ!浸水だ!というようなことを報じている。
こういうアンバランスはどうしようもないものだろうか。今年は北関東だが、四国や福岡の水不足は数年に一度はニュースになる。
そこで思うのだが、日本の国はほぼ全国を水道網が覆っているはずだ。
各市町村がパイプをつなぎ、緊急時には隣の水道、隣の水道から順送りができないのだろうか。
下水を含めて水系を維持する大切さは解ったうえで…
やればできるように思うのだが。
お維の政策や規制改革派の政策では「水道事業の民営化」が謳われているが、それでは広域ネットワークは不可能だろう。「水が欲しくば金を出せ」になる。
よく、国の行政イコール悪で、地方自治イコール善というような意見を聞くことがある。テレビのコメンテーターなどほとんどがそう言う。それに、残念ながら政治の革新を願う人々の中でもそういう単純な「モノ言い」をする人もいる。
地方自治体の首長が法を犯したり、例えば中央労働委員会で敗訴し続けている事実もあるのに、リアルにモノゴトを見詰めようとしない。
国の行政も民主化が必要だし、地方自治にも民主化が必要なのだ。
国と自治体の業務の分担は業務の質を吟味して分けるべきなのだ。
地方自治体の枠を超えた国土全体を見渡した行政は必要だし、前述の水道事業の広域ネットワークもそういうものだろう。
「規制緩和」「官から民へ」「国から地方へ」のスローガンに惑わされてはならない。
国民全体の財産が食いつぶされることも多いし、自治体を超えての助け合い、広域ネットワークがおろそかになる。
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