小さい頃は堺市の中心街に住んでいたので、写真のようなこういう清流のトンボは珍しかった。
子どもに人気のオニヤンマだって道路上を飛んでいた時代だったが、海に近い都会では、こういう「オハグロトンボ」には出会わなかった。
なので夏休みに水間(貝塚市の水間観音周辺)に連れていってもらって虫捕りに熱中したのを思い出す。
もちろん、得意になって虫籠に入れて持ち帰った。
夜になって祖母が「かわいそうやから放してやり」というので放したら、翌日近所の子どもが「窓の灯にやって来たこんなんを捕まえたのや」と自慢した。
「それは僕が放してやったヤツや」と言っても証拠はなく、少し悔しい思いをした。
詳しくない方のために念のため、これはイトトンボではなく、もっと大きい。
そして、普通にはスーイスーイと飛ぶトンボらしくはなく、蝶のようにひらひらと飛ぶ。
上の2枚はアオハダトンボ、下の1枚はハグロトンボだと思う。(ハグロトンボの雌雄かも知れない)
どちらも奈良公園のモリアオガエルの池の周辺で撮ったもの。
オタマジャクシはうじゃうじゃと居たが、親蛙も、子蛙も見つからなかった。
カミサマトンボ、ホトケトンボとの別名もあるようだから、少しがっかりしていた私の元にモリアオガエルの代わりに登場してくれたのだろうか。
なお、カミサマトンボ、ホトケトンボの名前の由来は、お盆の頃に帰ってくれたご先祖様の「仮の姿」と見たからとも想像できる。
各地には、「オハグロトンボを捕ったら罰が当たる」ということわざもあるそうだ。ご存知のお方は教えてほしい。
名にし負はばカミサマトンボホトケトンボ、今日の妻のオペが無事終了しますように。
わが地方ではカミサマトンボと言います。ブログに書かれているとおり、ご先祖様の仮の姿で、捕ったら罰が当たるといわれています。私が小学1,2年生のころ水路を流れている死にかけたカミサマトンボを見つけ、介抱して乾かして草の上に置いておくと、ユラユラと蝶のように飛び立ち、おばあさんに大変褒められたことを鮮明に覚えています。奥さんの快方心からお祈りしています。
返信削除やっぱりご先祖様で、捕ったら罰が当たるのですね。
返信削除私は知りませんでした。
お心づかいありがとうございます。