孫と嫁と私たち夫婦で奈良オクトーバーフェストに行ってみた。
オクトーバーフェストについては本場ドイツのものもニュース等で知っていたし、大阪の天王寺公園等で開催されていたことも知っていたが、参加したのは初めてだった。
せっかくだからステージに近いテント席に陣取って、「ゲーテの好んだビール」だとか、フルーティーなビールだとかいろいろ味わった。
オクトーバーフェストは初めてだったが、この雰囲気はある意味懐かしいものだった。
記憶が怪しいが、若い頃、大阪の梅新あたりの重厚なビルに銀座ライオンのビヤホールがあった。(梅新でなかったかもしれない。ライオンでなかったかもしれない。確かビルの取り壊しでその店は無くなった)
ここではジョッキを片手に合唱したり踊ったりしたものだ。そこはまるでドイツだった。
その後、大阪には趣向を凝らした大型のビヤホールがいろいろできたが、先の記憶のビヤホールこそビヤホール中の王道だったと思っている。
そしてそこには長靴型のジョッキもあった。
今回、少し離れた席のグループが2リットルの長靴で飲み始めたが、当然のように靴を前に向けて飲み始めた。(100人中99人はそのようにするだろう)
私が「あの飲み方は間違いで靴先に空気が入った途端ビールが飛び出すから見ていてごらん」と言ったら、しばらくするとゴボッとその人の顔にかかったのでこちらで大笑いした。
Ein Prosit Ein Prosit ・・・・・の乾杯の歌は、あらかじめ平仮名で「あい ふろーじ あい ふろーじ ・・」と書いて行ったので、孫も何回も合唱をして乾杯を重ねた。
「前に行って踊ろうか」と言ったが、近頃少々恥ずかしがりやになってきた孫は席の近くで嫁と小さく踊るだけだった。
だいたい日本人は、フォークダンスの雰囲気に似た長調の健康的で明るいお祭りを照れるが、それが社会の不健康を反映しているのでなければよいのだが。
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