2014年12月9日火曜日

惜別 菅原文太さん


 正直に言って「仁義なき戦い」等は興味なかったが、晩年の菅原文太さん自身については共感を覚えるところが多かった。
 翁長知事候補の集会に駆け付けたこの動画は、彼のほんとうに最後の舞台だった。
 私たちも最後の最後まで頑張りたいものだ。
 勇気をもらった。
 

菅原文太さんのスピーチ 全文(2014111日)

 こんにちは。
 沖縄は、何度来ても気持ちがいいね。
 カートに乗って、楽をさしてもらったけど、80過ぎたんで、さっきの2人みたいに走れないよ。
  3 0
年前なら、あの倍くらいのスピードで走ったけどね。
 今日は、自分から立候補して、ピッチャー交代、知事交代、ということで押し掛けてきました。
 プロでない私が言うんだから、あてになるのかならないのかは分かりませんけど、政治の役割はふたつあります。
 ひとつは、国民を飢えさせないこと、安全な食べ物を食べさせること。
 もう一つは、これが最も大事です。絶対に戦争をしないこと!
 私が小学校の頃、戦国少年でした。小学校、なんでゲートルを巻いて、戦闘帽を被って、竹槍持たされたのか、今振り返ると、本当に笑止千万です。
 もう二度と、ああいう経験は子どもたちに、子どもたちだけじゃない、大学生も雨のなかを、大勢の将来大事な大学生が戦地へ運ばれて、半数が帰ってこなかった。
 今の政府と、本土の政府ですよ、仲井眞知事は、まさに戦争が起きること、戦争をすることを前提に、沖縄を考えていた。
 前知事は、今、最も危険な政権と手を結んだ。
 沖縄の人々を裏切り、公約を反故にして、辺野古を売り渡した。(そうだ!の声)
 古い映画だけど、『仁義なき戦い』に、その流れに言うと、『仁義なき戦い』の裏切り者の山守、覚えてらっしゃらない方もいるかな?(覚えてるよ!の声)
 憶えてるか。
 映画の最後で、「山守さん、弾はまだ残っとるがよ。一発残っとるがよ。」というセリフをぶつけた。
 その伝でいくと、「仲井眞さん、弾はまだ一発残っとるがよ。」 と、ぶつけてやりたい。
 沖縄の風土も、本土の風土も、海も山も空気も風も、すべて国家のものではありません。
 そこに住んでいる人たちのものです。辺野古もしかり!
 勝手に他国へ売り飛ばさないでくれ。
 まあそうは言っても、アメリカにも、良心厚い人々はいます。中国にもいる。韓国にもいる。その良心ある人々は、国が違え、同じ人間だ。
 みな、手を結び合おうよ。
 翁長さんは、きっと、そのことを、実行してくれると信じてる。
 今日来てるみなさんも、そのことを、肝に銘じて実行してください。
 それができない人は、沖縄から、日本から、去ってもらおう。
 はなはだ短いけど、終わり。

 ※  http://lite-ra.com/2014/12/post-684.html   に、マスコミの報道状況が報道されている。
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2 件のコメント:

  1.  菅原文太さんのスピーチを聞かせていただき、感動しました。私は「仁義なき戦い」も好きでしたが、このスピーチは、映画より感動しました。最後の方の「アメリカも中国も韓国にも良心厚い人々はいます。国が違え同じ人間だ。」スピーチは本当に感動しました。菅原文太さんの遺言の様に思います。
     今度の選挙、菅原文太さんや沖縄に恥じない選挙にしないといけないと思います。

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  2.  「人生意気に感じる」という言葉がありますが、四の五の言わずに歩くのが気持ちがよいですね。
     そう行きたいものです。

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