2011年12月12日月曜日

安くて美味しいもの二つ

   エイの煮こごり・・・と言っても身をほぐして四角に固めたわけではない。ただエイをそのまま煮て、冷えてから食べるだけのもの。

 私も妻も小さいときから食べてきた至って庶民的な料理だが、どうした訳か私の周りではご存知でない方も少なくない。飽食の時代ゆえ仕方のないことだろう。
 軟骨はそのまま食べるが、歯に自信がなくなってくれば食べなくてもよい。
 見た目もコラーゲンの塊みたいに見えるところも嬉しくて、「明日朝のお肌が楽しみだ」「サプリメントを飲む人の気が知れん」などと話しながら食べるとなおよろし。
 気がついて「写真を撮っておいたら?」と言ったときには山のようにあった料理が最後の一つになっていた。

 今年の春に一株だけ植えた金時草(きんじそう)は加賀野菜として有名。
 夏ごろまではあまりパッとしなかったが秋風とともに変身し、今では、あまりに立派に育っているので道行く人々から「それは何ですか?」と尋ねられたりする。もちろん、一とおり説明してお分けするが、少々お分けしたってカサは減らない元気な草(野菜)である。
 おひたしにするとツルムラサキやオクラのような粘り気の食感が好いし、フライパンでさっと炒めるときは別に肉も何にもいらないくらい美味しい。
 子供たちが来たときには土産に持って帰っていく。安上がりだ。これもよい。

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