我が家の朧梅は律儀である。カレンダーの最後の1枚、パラリと朧月へとめくる音を聞いた途端早速咲き始めた。
だが、見つめれば、確かに「蝋細工のような花であるので蝋梅という」との説にも強力な説得力が感じられて悩ましい。
老朗介護の日々、こんな庭先を見つめていると、永六輔が作詞し晩年の三波春夫に歌ってもらったという「明日咲くつぼみに」が頭をよぎってゆく。
想い出のふるさと
想い出の人々
明日咲くつぼみよ
今日散る花びらよ
想い出の笑顔よ
想い出の涙よ
昨日今日明日
過去現在未来
時は還らず世は移りゆく
いつか別れの言葉さようなら
想い出のあの町
想い出のあの人
明日咲くつぼみに
今日の生命を
「明日咲くつぼみに」のことをご存じない方は、googleあたりで「永六輔 三波春夫」と検索して「ちょっといい話」を読んで欲しい。三波さんの奥様は確か曲師だったと思う。
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