2011年2月15日火曜日

チョウゲンボウはカッコイイ

 車で約15分。後に恭仁京の右京となる地にあった国内最古級(飛鳥時代)の大寺院である高麗寺跡と京都府立山城郷土資料館に行ってきた。

 高麗寺跡は、これまで度々珍しい鳥たちに逢えたゲンのよい場所だったのでダメモトで寄ったのだが、あきらめて帰りかけたときに遠くの木の枝にキジバトぐらいの鳥を見つけた。
 とまっている姿勢が水平に近く精悍そうなので「もしかして」と思ったら、ハヤブサ類ハヤブサ科チョウゲンボウ(写真)だった。見つけた途端に飛び出したので夢中でシャッターを押したがチョッと興奮した一瞬だった。論理的な理由はないがワシ・タカの仲間は何故か興奮する。
 
 資料館では「昔の暮らしの道具展」をしていたが、展示品の90%ほどは実物を知っている(使用していた)ものだった。・・ということは・・、客観的には我輩はもう「昔人間」に分類されているということか・・と複雑な気持ちにさせられた。
 そういえば、此の頃、母の施設に置いてある「昔の学校」「昔の町や村」「昔の遊び」という写真いっぱいの本を「うんうん」とうなずきながら母よりものめり込んで読んでいる自分がいる。

 

4 件のコメント:

  1.  確かに猛禽類の迫力は魂を揺さぶります。以前、泉大津のホテルのベランダに営巣したハヤブサを見に行ったことがありますが上空を舞う姿は威厳すら感じました。持参したデジカメでは望遠が効かず、観察会の人のテレスコに押しつけて撮影させてもらいました。

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  2. いつもながら見事なカメラアングルで技術的にも相当なものと感服しています。今までの秀作を集めて写真集を出版されてはいかがですか。購入予約をしておきます。
    先日偶然、天六の「大阪くらしの今昔館」を見つけ入館してきました。江戸時代の大阪の町並みを実物大にして復元されており桂米朝の音声ガイドで散策してきました。それと明治から昭和の大阪の町並みの模型や暮らしの品々の展示で懐かしく思うのは私も又「昔人間」です。

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  3. スノウさん「今昔館」いいでしょう!私の超お気に入り施設です。東京深川の江戸資料館でも同じ経験をしたことがありますが、長屋の一軒に入り、上がり框に腰掛け、ごろんと仰向けに寝転んだ時「あーこれが人間の住む家だ」と思いました。三畳、広くても四畳半、全ての物が人間一人の丈に合った寸法で造られている。究極のエコ暮らし、私の理想の家・暮らしです。

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  4. ひげ親父さん「同感です」!日本人は日本人自身の伝統、芸術、生活の智慧、知恵、を忘れています。いや!忘れ「させられた」と思います。

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