『多数の人民に対する不正、困苦及び窮乏を伴う現今の労働状態は大なる不安を醸成し世界の平和協調を危殆ならしむへきに因り彼の労働時間の制定、殊に一日又は1週の最長労働時間の限定、労働供給の調節、失業の防止、相応の生活を支ふるに足る賃銀の制定、労務傷害及疾病に対する労働者の保護、児童年少者及婦人の保護、老年及廃疾に対する施設、自国外に於て使用せらるる労働者の利益の保護、結社自由の原則の承認、職業及技術教育の組織等の如き手段を以って前記労働状態の改善することは刻下の急務なるに因り』云々とあった。
いわく国際平和と労働問題は表裏一体との指摘で、大いに共鳴した。
この100年前からの崇高な精神を、政府や財界の首脳には再認識をしてもらいたいものである。
これに連想して次の話題・・・・、今日の赤旗日曜版のディーセントワークの解説で、この言葉が「チャップリンの“独裁者”の中で適切な使われ方をしている。」と指摘しているのはクリーンヒットだと感心した。
(エジプト) |
『独裁者(床屋)は「Let us fight for a new world, a decent world that will give men a chance to work, that will give you the future and old age and security. 新しい世界――すべての人間に働く機会を与え、若者には未来を、お年寄りには保障を与えてくれる立派な(ディーセントな)世界をつくり出すために、みんな立ってたたかおう」と大演説したのだ。―と。
今日のブログは孫引きばかりでお恥ずかしいが、労働行政や労働問題に関心のある方々に参考になればとアップした。
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