2011年2月5日土曜日

郷土史を実感されている古老は羨ましい

 鞍岡山3号墳の発掘調査結果の講演会がありました。
 古墳の場所は、JR学研都市線・近鉄京都線狛田駅の西南の丘陵の麓で、イメージ的にはくろんど池の東北です。
 円筒埴輪にホコを立てた送霊船といわれている船の絵があり、古墳時代前期の相当有力な地方豪族の円墳だということです。

 講演会には、(勝手に顔つきで判断して)学校の先生らしい人々の数を上回って、(これも勝手に顔つきで判断して)地元のおじいさんおばあさんが沢山参加されていました。
 きっと、和気王御陵墓と言い伝えられてきたこの古墳を先祖の墓同様に感じとり、自らも古墳時代から続いた子孫だと実感されているのでしょう。そういう体感を得られる方々を羨ましく思いました。
 「勝手に想像しないで欲しい。郷土史や文化財の学習を趣味にしているだけなのだから。」と怒られそうな感想で申し訳ありません。

1 件のコメント:

  1.  いや、絶対に御先祖様の話を聞きに来られたのだと思います。われわれは、その端っこで、その会話を聞かせてもらっているのだと。

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