2025年5月28日水曜日

夏は来ぬ

    先日まで黒かった田んぼに水が入って輝いている。
 待ってましたと田植えも進んでいる。瑞穂の国の風景だ。
 早朝、ベランダに出ると時鳥(ホトトギス)の声が聞こえてきた。
 楝(おうち)の花は大半が道に落ちた。
 卯の花も道を真っ白に染めている。
 『夏は来ぬ』明治29年(1896)佐佐木信綱の詞は季節が正確だ。

 『夏は来ぬ』
 1 卯の花のにおう垣根に
   時鳥 早もきなきて
   忍音もらす 夏は来ぬ
 4 楝ちる川辺の宿の
   門遠く水鶏(クイナ)声して
   夕月すずしき 夏は来ぬ

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