ワンイシュー(単一争点選挙)が流行っているように見える。
テレビの「英雄たちの選択」風に「総理の心の内に分け入ってみよう」とすると、東京都議選、参議院選が終わるまではコメ単一のワンイシューで行こう、進次郎のパフォーマンスをテレビやSNSでばら撒き、古米、古古米を2,000円台にして乗り切ろうという策略に見える。基本の普通の新米がどうなるかは分からないし‥
テレビの「英雄たちの選択」風に「総理の心の内に分け入ってみよう」とすると、東京都議選、参議院選が終わるまではコメ単一のワンイシューで行こう、進次郎のパフォーマンスをテレビやSNSでばら撒き、古米、古古米を2,000円台にして乗り切ろうという策略に見える。基本の普通の新米がどうなるかは分からないし‥
たしかにコメは毎日の基本の食糧だから米価の高騰や品薄が抑制されるのは良い。しかし、コメの増産、農家の所得保障、備蓄米の補填など根本的な問題は何も解決していない。
そもそもが結論ありきのような随意契約は正しいのか。
ワンイシューというと大阪では大阪都構想という虚言もあったが、それ以前には進次郎の父親の郵政改革選挙が典型だった。当時の郵政事業は黒字だったから国庫に何の迷惑もかけていなかった。迷惑と感じていたのは簡保にとって代わりたいアメリカや日本の保険業界だけだった。
それを選挙が始まるや、「郵便局員がなぜ国家公務員でなければならないんだ」ときた。(だいたいが当時の三公社五現業は、非現業の(ごく普通の)国家公務員とは別物であった)
そして、郵政事業が世の中のマイナスの諸問題の典型だから、郵政事業を民営化したらこの世(社会)はバラ色に発展すると叫び続けた。さて、それでどうなった。
郵便も簡保もサービスは大幅に悪くなった。国の赤字・国債は増え続けた。年金も社会保障の水準も低下した。
とまれ、いっときの古古米に喜んで郵政民営化の轍を踏んではならない。
「貧すりゃ鈍する」という言葉がある。経済ひいては時間に貧すれば、卑しい考えに流されるという。
ちょっと待て! ゆっくり話をしよう。
裏金も学問(学術会議)の自由も、古米、古古米,古古古米の値段で「解決?」しそうな国に我々はいま棲んでいる。
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