2024年9月11日水曜日

平安時代の書

    一昨日「大河ドラマは見ていない」と 書いたところだが、奈良市内に出たついでに東大寺ミュージアムに寄ってきた。
  藤原道長の義理の叔父である雅慶(がけい)の自筆の書が特集展示されているというのを知ったからである。
 宇多天皇の孫である雅慶は、道長の妻・源倫子の叔父。そして東大寺の別当も務めた。

 東大寺別当退任後は道長の「七光り」?で大僧正にまで上りつめたが、展示されていた書状は自らの土地の境界争いだから、大僧正も人間臭いというべきか? 生々しい。

 外へ出ると鹿たちが猛烈な残暑を避けて水浴びしていたが、こちらはそんな生臭くはなく爽やかだ。
 ただ秋は恋の季節のはじまり。雄鹿は周囲でやや不穏な雰囲気を醸し出していた。
 見ているこちらは、修学旅行生以外はほゞ100%外国語。
 恋に狂った雄鹿に突き飛ばされなければよいがと祈りながら東大寺を後にした。

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