大荒れの台風10号が日本列島を縦断というか横断というか蹂躙している。この原稿を書いている段階では結果は知らない。その昨日が二百十日というので、この地に住んできた先人たちの経験知(季節暦)に感心している。出来過ぎた話だ。
「四季ではなく二季の国になった」と言われるほど夏が長くなったが、それでも朝の蝉の声はクマゼミからツクツクホウシにバトンタッチした。年年歳歳虫相似たり。
トンボでいうとアキアカネ(普通にいうアカトンボ)は「もう秋だ」と山から下りて来て里で旋回している。(夏の間は山にいる)
ところでこのアキアカネは道路の十字路(交差点)で群舞するのが不思議だ。太い(広い)道路は幾らでもあるのに必ずと言っていいほど交差点(十字路や三叉路)で旋回している。「今日はあの交差点で合コンだ」と誰かが指揮を執っているみたいだ。
その交差点から次の交差点の間をギンヤンマは巡回するのだが、アキアカネはそうではない。餌の蚊が交差点に多いという話も聞かないし。
卵で越冬し6月頃羽化した成虫が親世代から学ぶこともなかっただろうし。
昆虫の生態は不思議だらけだ。なお、写真はトンボではない。当たり前だ。
そういう虫たちの季節感覚に比べて人間というやつは・・・ショッピングモールにはハロウィンのグッズが並べられている。
天災は奢れる人間への天の意思だと先人は言ってきた。
1週間ほど前から我が家の台所の食糧庫の中から「鉦叩き」の鳴き声がしていた。秋の風情を楽しむ、というか間近に聴く音は大きかったです。
返信削除それにしても我が家はマンションの7階、何処から来るのやら。
7階への闖入者、不思議ですね。最も可能性の高い推理を教えてください。台風のお土産とか?
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